読書しても記憶に残らない方の対処法

本を読んでも内容が記憶に残らない

読書をする時の悩みの一つに内容をしっかり読み通しても、思い出せないといった経験があると思います。

せっかく時間をかけて少しずつ読んだにも関わらず、大事な内容を思い出せないのは非常にもったいないですし、時間を無駄にしてしまいます。

本から得た知識を思い出せすことができなければ、読書を続ける意欲も失うこともあるかもしれません。

読書後に残る記憶残量は大体3%前後くらいと言われていますが、みなさんは読書の後にどの程度内容を覚えていますか?

新日本速読研究会の教室講座を受講している方に実際に聞いてみたところ、「ほとんど覚えていない」といった回答が8割以上です。

一度の読書時間が短く、1冊を読み終わるのに1週間以上かかると回答された方も少なくありませんでした。
普段から読書を習慣化していても、意外と多く方が同じ悩みを抱えていたことがわかります。

それだけ読書の後に内容を思い出せない、忘れてしまうということが多いようです。

本から知識を得るための読書において、内容を思い出せないのでは全く意味がないものになります。

この記事では読書の際に記憶に残すための方法をお伝えしたいと思います。

まず覚えることを意識する

ただ読書をしても思う通りに内容を覚えることはできません。

読書を始めた瞬間から記憶の忘却は始まっていて、脳の仕組みとして時間の経過と共に一定の記憶は忘れるようできています。
(出典:新日本速読研究会 記憶の忘却 エビングハウスの忘却曲線

普段の読書で覚えておくべき内容を忘れないようにしたいのであれば、少し工夫をしてみましょう。

例えば、

  • マーカーを引きながら読書する
  • 覚えたい箇所を声に出す
  • 覚えたい箇所の内容を書き出す
  • 他の人に読書した内容を説明する
  • こういった動作を含めながらの工夫です。

    覚えるための工夫としては一般的なものが並びますが、今すぐにできることから始めてみてはいかがでしょうか。

    ここで挙げた方法には、記憶に残すために刺激の信号を強くして定着させる効果があります。

    まずマーカーで線を引くという動作をすると線を引いたという、触覚が視覚情報と重なり、信号が強くなった結果、通常よりも記憶に残りやすくなります。

    覚えたい箇所を声に出すのも同様に視覚と重ねて発声で聴覚に強い信号を脳に送ります。
    「見る」の他に「聞く(話す)」音の重ね合わせでより強く記憶にするという方法です。

    覚えたい内容を書き出すことも有効です。
    自分の意識に内容をまとめるには、ただ読むだけではなく、覚えた内容を思い出し情報を整理し再構成するからです。

    更には他の人に覚えた内容を説明するという過程を踏むことで、相手に伝わる話の流れを確認し修整することができます。自分自身で内容をまとめる過程で記憶信号が強くなり、読書した内容を思い出すことができます。

    思い出す回数を増やすことは記憶を強固にするために重要な動作です。

    繰り返し「見る」ことが記憶をより強くする

    勉強、仕事、日常生活で何かを覚える過程で、最も効果的なのは繰り返し見ることです。
    この反復して見ることが新たに何かを覚える(記憶する)ためには必要不可欠です。

    この繰り返すことによる記憶定着は生活記憶と呼ばれる日常生活の中の記憶を例にするとわかりやすいです。

    例えば、自宅の電話番号や帰り道など、毎日見ているものは忘れない長期記憶として知らない間に定着します。
    こういった記憶はある日突然忘れてしまう人はほとんどいません。

    勉強でも学んだことのない範囲を覚えるためには、復習を繰り返すことで忘れない記憶に定着していきます。

    つまり繰り返す速度が記憶できる量を左右するのです。

    この繰り返す速度を早くするだけで、読書の記憶量は飛躍的に向上します。

    読む速さの向上がすべて解決する

    今まで1度に読む時間で2回、3回と繰り返し読む(見る)ことができればどうなるでしょうか。

    反復して見る機会が増えるだけで、記憶の量を高めることができ、より効果的に必要な箇所の内容を覚えられるようになります。

    しかしながら、

  • そんな簡単に都合よく読む速さを伸ばせるものなの?
  • 速く読むと内容がしっかりと頭に入らないのでは?
  • と思うかもしれませんが、現在では理解力を落とさずに速く読める化学的な方法を体系化した教材が存在します。

    それはジョイント式速読というトレーニングです。

    1回で10分程度のトレーニングさえ続けていけば、日本語、英語に関わらず3倍~10倍以上の読書速度を理解を保ちながら実現することができるようになっています。

    読書した内容を覚えたいのであれば、読書速度を向上させて、同じ時間で複数回繰り返し読むことができるようになれば、内容を忘れてしまう問題は解決してしまいます。

    速く読む(見る)このに加えて、先述した手法を用いるとより効果的に、忘れない読書をすることができるようになります。

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    読書するスピードを上げて、繰り返し読む能力を上げるためには、ソクノー速読が継続しやすいのでお勧めです。

    ソクノー速読はジョイント式速読をベースに開発されたプログラムで、1日7分間のトレーニングを楽しく続ける工夫が多彩に用意されています。

    トレーニング前後で読書速度を比較しながら、成長を確認できます。

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