現在Webデザイナーとして働き始めて2年目です。
学生時代からデザイン書やマーケティング本を「読まなきゃ」と思いつつ、年に数冊しか読み切れない自分に焦りを感じていました。気になった本はとりあえず買ってしまう癖があり、リビングの本棚は買ったまま開いていない本でじわじわ埋まっていきました。数えてみたら未読は30冊近く。「この本棚は自分の怠慢をそのまま映している」と感じて、見るのが嫌になる日もあったほどです。
SNSでソクノー速読の存在を知ったのがきっかけでした。「読めない自分を変えたい」という思いで始めたとき、訓練前の読書速度は約480文字/分。1冊200ページのビジネス書を読むのに5〜6時間はかかる計算で、仕事終わりに30分ずつ進めても読了まで2週間。途中で内容を忘れて戻る、という非効率なサイクルから抜け出せずにいました。
最初の2週間は、視線や目の動かし方や文章の構造、視る視野範囲を意識するメニューが中心で、読書速度の数字は上がってはいるものの実感としての速度変化はほとんど感じませんでした。ところが3週目あたりから、単語ではなく文章のかたまりとして内容が目から入ってくる感覚が生まれ、2か月後には約4,400文字/分に上がりました。同じ200ページのビジネス書を1時間半ほどで読み通せるようになりました。
日常で一番変わったのは、通勤電車の使い方です。片道20分でそれまでは10ページほどしか進まなかったのが、40〜50ページまで読めるように。往復で80〜100ページ、1週間で1冊というリズムが、無理なく生活に組み込めるようになりました。月の読了数は1冊から4〜5冊へ。デザインやマーケ系だけでなく、小説やエッセイにも気負わず手を伸ばせるようになったのは、自分でも意外な変化でした。物事に対して異なった角度からの捉え方の変化やアイデアの組み合わせによる発想力の引き出しも増えてきました。
読書が「時間を絞り出してやるもの」から「電車に乗るついでにできること」に位置づけ直されたのが、いちばん大きい。未読の山は30冊から10冊未満まで減り、本棚を眺めるたびに小さな満足感があります。先輩から「最近、参考にしてる情報の幅が広がったね」と言われたときは、読書の積み重ねが仕事のアウトプットにも染み出しているんだと実感できて、嬉しかったです。気持ちも前向きになって仕事への意欲も上がりました。
